ラビット撮影日記

撮影記やちょっとした運用の小ネタ。

旅せよ平日!~東北・道南旅行記2024・1日目~

はじめに

 最近Twitter上で新幹線の混雑がクローズアップされておりますが、そんな混雑を体験してきた、もとい一週間ほど旅行に出ておりました。1日ごとにわけてご紹介していきたいなと思います。できたら1週間に1日分、でも途中途中で他の話題も挟むので完結に3ヶ月ぐらいかかりそうですね。

 詳しくはこちらを先にお読みになることをお勧めします。また、乗り継ぎの都合や切符の効力の都合上、おかしな経路、おかしな切符を買ったりしていますが気にしないで頂けるとありがたいです。(別々に買った乗車券と特急券を古川駅の自動改札に弾かれた人より。)

 あと推敲はしましたがいつもより自我が出ており文章も口の悪さと教養の無さが少々にじみ出てます。ご勘弁ください。

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1日目・相模大野→東京

 

 無事に起床事故を起こさずに済みました。新宿のヨドバシカメラで5000円ほどの振動と大音量が付いた目覚まし時計を買ったのですが効果抜群。なお家に帰ってから妹に、「これ爆弾じゃん」と言われました。危険物扱いされる目覚まし時計とか中々ないと思います。新幹線が7時半出発だったため、余裕をもって5時半の列車に乗車。この時間だと快速急行が20分に1本とかなんですよね。人生初となる急行柏行きに乗車しました。

 

 新宿駅の階段でスーツケースの取っ手部分を壊してしまいました。あと6日あるのに。この時点で既にちょっと帰りたくなってきましたがせっかく10万円ほどつぎ込んだので決行。福島は正月に飯坂温泉に入ってるため、まずは仙台まで新幹線を利用。はやぶさ号の指定席+乗車券で既に元が取れてます。恐るべし。1万円は安すぎたんじゃないですかなとか。この切符の建前が「コロナ禍で旅行できなかった学生にしてもらう」だったので2万円とかは無理でも学生証提示とか色々方策はあったかと思います。

 去年の三連休パスでも似たような事例があったので、価額設定・発売方法・指定席・自由席の取り扱いなどは今後の課題でしょうか。それでも経済効果あったりです。

 

1日目・東京→仙台

 案の定はやぶさ号は全車満席。幸いにも隣席は出張の方だったのでうるさい団体客じゃなくて良かったなと。仙台は住んでいたので観光云々でも無いため、これまでまともに観光をしたことない松島と仙台近辺で電車を撮ることに。どうせなら仙台市営とか行けばよかったね、新型車両入ったことだし。

 

 まずは国府多賀城のエキセン。黒帯が来てくれたことに感謝と同時に、その後ろに変なのがくっついてます。これ石巻線方面行きのため小牛田駅での作業短縮のため既にDE10型がくっついてやってきました。こんなのが定期であるのかよ。

 

 所定701系4両編成、、なのですが、何故か混成編成に。昨年度のダイヤ改正で、仙台以北は6両編成が主体だったのですが、軒並み4両編成に減車。減車されたからと言って他区間に回された形跡はありません。恐らく701系がもうじき検査期限を迎えるため、予備車の確保のためでしょうか。仙台以北の6両はかっこいいのでまた戻してくださることを願って。

 

ちょっとだけ観光。

 この後は仙石東北ラインで野蒜駅まで。高城町~野蒜間が意外と長かった。新線移設後初めてとなる矢本・東松島市方面への到達と相成りました。

 

 無論、新駅舎も初めて。木目調を基調としたデザインに。この後旧駅舎の方にも寄っているのでそれと比較してみましょうか。現在の野蒜駅は高台に移設されており、踏切や高架橋の自由通路も無いため、駅の左側(この写真の右側)に地下通路が新設されています。そこを潜ると、

 かつての野蒜駅とその周辺が見えます。流石に311当時の建物は旧駅舎以外解体されていますし、道路網も線路跡を除き作り替えられているため、面影はあまり残されていません。

~ちょっと閑話休題

 執筆が丁度3月11日午後15時頃なので。

 当時年長、あと1か月もすれば小学生になる頃だった私ですが、こんなに時が経つのは早いなと。この後、タクシーを利用しましたが、運転手さんから震災当時の地図や様子を伺うこともできました。

 旧野蒜駅は、東松島市の復興伝承館として現在も使われ続けており、当時の駅の様子、東松島市の復興などの展示品などがあります。仙台駅周辺では野蒜駅と、荒浜小学校(地下鉄東西線荒井駅よりバスがあります)が比較的訪問しやすい場所です。是非とも一度は行ってみて欲しいなというのが本音です。

 

 駅のホームもそのまま公開されており、当時の様子を知ることができます。また駅を出て陸前小野方面へ少し歩くと、津波から列車を守った小高い丘があります。そちらにも案内版が立っており、当時の様子を知ることができるそう。

 

 この後、タクシーの運転手さんに大高森を紹介されそちらへと移動。タクシー代は旧野蒜駅から大体1600円ほどだったと思います。現在の野蒜駅からだと1800円になるそう。

 道中は登山です。この旅行では雪であることを考慮し、ブーツで来てたのですが意外と足にくる痛み。これは今日熟睡できるなと思いつつ25分ほどかけて登ります。途中ですれ違う人はゼロ、落石注意の看板、急に降ってくる雪、それらを乗り越えた先には

 

 勝者の権利、苦労者だけが見ることができる景色とでも言いましょうか。絶景が広がっていました。途中雪が降ってたのに、山頂に着くころには晴れていました。本当に良かった。なお、運転手さんのご厚意と気晴らしで一緒に登山させて貰うことに。今回、奥松島観光タクシー(有)さんで実施されてる、「便利タクシー」プランを利用させていただき、先ほどの野蒜駅から大高森、奥松島遊覧船近辺、東名駅などを回ってもらいました。わざわざオタク1人にここまで手厚くしていただきありがとうございました。

みなさんも是非奥松島・野蒜周辺を観光するときは利用してみてください。大高森は駅から歩くと1時間はかかりますので。

 

 そういえば前に推しの話をした気がするんです。その推しがスシローコラボに抜擢されまして、旅行数日前にわざわざ1時間かけて東府中のスシローに食べに行ったんですよ。その時のコラボグッズがカバン整理しないまま出てきたため折角なので記念撮影。

↓オタク語りしてる記事を見つけました。

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 数時間お世話になったタクシー運転手さんに別れを告げ、松島海岸へ。余談なのですが、奥松島遊覧船の乗り場を出発したのが列車が出発する20分前。流石地元密着のタクシー屋というべきか、列車の時間まで把握済み。流石です。景色は変われど、車両は変わらず、車も電車も震災当時から変わっていません。というわけで松島海岸へ。

 

 本当は福音橋や遊覧船など色々回りたかったのですが、キュンパス効果なのか想像以上の人が。多分平時の2倍から3倍はいたと思います。流石に人が多すぎて観光する気分じゃなくなった、もとい奥松島の方が良かったなと思いつつ、仙台方面へ。

 

 西塩釜駅が絶好の撮影地であることは把握済みのため西塩釜まで移動。20分間隔なので絶妙に使いずらい仙石線。列車は本塩釜東塩釜で離合するため被りの心配はありません。やってきたのは震災当時M1編成と共に仙台~小鶴新田間で抑止中だったM12編成。パンタグラフの数おかしいなと思いましたがあの後霜取パンタを増設したそうです。雪降ってないのに上げっぱなしにするんですね、いや数時間前に降ってた。

 

 続いてやってきたのはピカピカ4色M4編成。震災当時は宮城野派出で待機中だった気がします。当時、M1・M12が仙台市内、M9が石巻駅、M9とM16が野蒜駅出発直後だったような。ここ数年でロープが新設されたそうで、右下にチラッとうつってますが、かわせなかったためご愛敬。

 

 夜の部開幕でございます。ミラーレス買ってから仙台に来るのは初めて。三脚なんぞ重くて持ってこれませんでしたが手振れ補正に期待大。

 まずは石越行き。去年まで先頭が701系で1番線発着でした。最盛期に比べて小牛田を超える列車が随分と減ってしまいました。かつては前2両が一ノ関行き、後ろ2両が小牛田止まりの列車が日中にも多数往来していたんですがね。

 

 代わりに松島行きが大量増発。仙石東北ラインに置き換えられたはずの日中帯でも復活、夕ラッシュ帯にも終電以外に4本ほどが新設されました。本当は利府行きに回したいけど、車両も設備もないから松島行きにしてるのでしょうか。この時間の快速は国府多賀城と陸前山王・東仙台を通過するので松島行き・小牛田行きで回すのは賢明だと思います。

 

 打って変わって仙南では701系が多く活躍。数年前まで存在した4両固定編成の小牛田乗り入れが無くなり、現在では常磐線方面主体に。岩沼より南って混むのかな。新地止まり、山下止まりが多数あることを考えると、需要が無いって訳では無さそうですが。

 

 利府行きは4番線から発着。折り返し時間20分ほどで発車します。相変わらず利府線701系主体、イオンモールができても毎時1本。そういえばイオンモール開業当時の岩切~利府の快速はどうなったんです?

 

 仙石東北ラインは1番線から発車。この時間帯は全て赤快速として運行。本当は女川行きも撮りたかったのですが、翌日の行程もハードなため断念。このゴツゴツとした見た目が非常に好み。

 

 2021年では701系のみの6両編成は秋田支社の臨時便と山形線の朝夕1往復のみだったのですが、仙台近郊でも復活。16時台の新地行き、20時台と22時台の原ノ町行き、それと朝の折り返しの仙台行きの3往復が設定されました。でもまたすぐに消えそう。

 4両固定編成に限って側面の帯が標準軌仕様にまで剥げておりますが何故でしょう。それも中間車よりも先頭車の方が剥げやすい。電車も人も毛と帯はハゲやすいのかも。しっかりと毎日お風呂に入って洗髪は欠かさないようにしないとね。

 

 4両固定編成単独の運用も設定があります。改正のたびに運用が変わってしまうため一期一会。次に仙台来たときは4両単独の運用は無くなってそうですね。Twitter上では福島以南の運用がすべて701に~とか書いてましたけどそうなるとワンマン運用と仙台近郊の混雑への対応ができなくなってしまうなどの懸念事項も。福島~郡山よりも岩切~仙台~名取の混雑の方がはっきり言ってさっさと解消してほしい。あと16時台にアクセス線2両編成やめてほしい。あと仙山線仙石線はもうちょい本数と両数安定させて。頼みます、仙台支社さん、いや組織改編したんですね東北本部さん。

今回は以上です。2日目は盛岡に行きます。