ラビット撮影日記

撮影記やちょっとした運用の小ネタ。

朝ラッシュ京急12両運転

 京急ではお馴染みの朝ラッシュの特急・快特の12両運転。私鉄では最長*1の編成組成を掲載していきます。なお11月26日のダイヤ改正より一部列車が変更になっているのであくまでも参考程度に。

 

12両運転の原則(朝ラッシュのみ)

 

・Wing号、快特特急のみで実施(エア急や普通では定期運用は無い)

・実施区間金沢文庫-品川(羽田空港行は神奈川新町まで)

→上記2点を満たす列車が12両編成として運転

 

12両運転列車の詳細

・Wing号、快特品川寄りに4両編成を増結

特急浦賀三崎口寄りに4両編成を増結

・ただし朝ラッシュ3本目までの特急は品川寄りに4両編成を増結

 

 金沢文庫-神奈川新町では毎時換算13本近い列車が12両編成で運転される。ちなみに朝ラッシュの快特は全て品川止まり且つ3ドア車での運転が多いため通称「B快特」(現在の運行形態前では通勤快特として運転)、特急では「C特急」などと呼ばれることもある。Wing号は原則2100形新1000形1890番台で運転される。当然ながら充当確率で言えば新1000形ステンレス車がダントツで多いわけだが、8両側では600形、1500形などの充当も多く、バリエーションに富んでいる。(というか富み過ぎている)

 

12両運転の組み合わせ集

 写真とともにパターンを掲載していく。なお学生、京急非沿線民で有るが故、全てのパターンを網羅している訳で無いので参考程度に。立会川駅での撮影が多いため京急蒲田駅の時刻を基に掲載順を決めている。

 

 増結車1本目、三崎口5時46分発青砥行です。金沢文庫では一番最初に連結作業を行う列車且つ、都営線直通特急の中で前に8両が来る3本のうちの1本目。1000形ステンレス車とアルミ車の組み合わせ。そこそこ見る。12両の時の銀千わりとかっこいい気がする。

 

 増結車2本目、浦賀6時06分発特急青砥行です。こちらも前に8両が来る特急のうち2本目。1500形8連と1000形アルミ車の組み合わせです。こちらも組成パターンとしては多数派ですがそもそも1500形自体本数が少ないのでどれと組み合わせてもレアになりがち。

 

 3本目、三崎口6時01分発特急青砥行です。前に8両が来る特急のうち3本目です。これ以降例外は無くなり、快特が前4両、特急が前8両になります。新1000形ステンレス車+1800番台の組み合わせ。前はいわゆる「貼り千」と呼ばれるカラーフィルムタイプですね。京急らしい、、と言われればそうだけども赤塗装に窓下白線(いわゆる京急標準塗装)の方が好きかな。

 

 三浦海岸6時09分発のWing3号品川行です。前8両は金沢文庫始発、後ろ4両が三浦海岸始発です。こちらは王道の2100形+新1000形1890番台。Wing号は基本的にこの組成が原則のため容易に撮影が可能。特筆すべき点はあまり見つかりませんが、強いて言うなら結構な乗車率であることでしょうか。

 

 京急6時24分発、快特品川行です。こちらも前8両は2100形の固定運用なので4両側に拘らなければ簡単に撮影可能。後ろ4両は新1000形ステンレス車です。特に特筆すべき点が見つからないのですが、朝ラッシュのB快特が次回の改正以降大多数が特急に格下げされることでしょうか。ただ混雑率を鑑みてなのか2100形運用の快特は改正以降も格下げは無く現行通りらしいので暫くは見れそうです。

 

 逗子・葉山6時32分発特急青砥行です。前4両は品川止まり、600形+新1000形ステンレス車の組み合わせです。こちらも比較的遭遇率が高い部類。ただし600形の4両は大師線での運用がスタートしており1500形の置き換えが進行するにつれ徐々に数を減らすと思われるので今後希少価値は上がりそうです。

 

 京急久里浜6時24分発快特品川行です。こちらは次回の改正で特急に格下げされます。600形+新1000形ステンレス車の組み合わせです。先ほどとは逆のパターンですね。実は女性専用車の設定があったりします。(品川寄り1号車)

 

 時刻・列番不明の特急青砥行です。オール新1000形ステンレス車です。京急だと組み合わせが多すぎて同じ車種・塗装で来る編成の方が少なかったりします。関東だと京急小田急がそのパターンで「とにかく繋げれそうなもの繋げちゃえ」感満載のダイヤですね。

 この日撮影した12両編成はこれで一先ず終了。ここからは番外編で増結前のネタ行先などを。

 

 

 まずはエアポート急行京成高砂行。12両編成の画像を探している最中に出てきました。3768F、お察しの通り現在の北総7838Fです。朝ラッシュでは川崎・横浜方面からの特急と快特、それに羽田空港からの急行を組み合わせて大体毎時15本程度の本数を運転しています。エア急は京成車と都営車、北総車がメインで来るものの、この時間帯は京成成田、京成佐倉、印旛日本医大からの快速特急西馬込行、特急西馬込行がメインのため本数は少なめ。

 

 お次は6時台に設定のある京急車によりエアポート急行品川行。96行路として運転され、品川到着後は三崎口行特急、高砂快特に入ります。実はこれ金沢文庫出庫でわざわざ羽田空港を経由してこっち来てるんですよね。意味わかんない。恐らく横浜方面からの早朝時間帯の空港アクセス列車、空港線内の停車駅を加味した結果がこの運行形態なのでしょうけどマジで意味わからない。(ちなみに10年前にも同様のスジで急行品川行が運転されてました。)

 

 最後は3ドア車による特急泉岳寺行です。3ドア車による泉岳寺行は10数本の設定がありますが、この25Hこと29行路。なんと6時36分に京急蒲田から動き出します。これが朝の4時台、5時台の始発として設定されているのならまだ理解はできるのですが20本近く列車が行った朝の6時台後半に留置線も何もない(一応京急蒲田にはあるにはあるが4連専用のため8連は入れない)駅から始発列車として急に動き出します。そして停車駅は平和島、品川、泉岳寺終わり。

 前日の運用を見てみると新町入庫、久里浜入庫などバラバラで恐らく充当車両を6時35分までに京急蒲田に持ってきている模様。神奈川新町始発や京急川崎始発にできなくもなさそうですが、、、なぜでしょう。

 

今回は以上です。

*1:18m級12両なので編成長で比較すると厳密な最長ではない